アルコール依存症について

アルコール依存症とは?
① 誰でもかかる病気です。

性格的な欠点や、人間性の問題ではありません。誰でもかかる可能性があります。糖尿病が体質と生活習慣によっておきる病気であるのと同じです。また、飲んで暴れる人達だけをさすのではなく、飲んで暴れないアルコール依存症の人も沢山います。女性や若者、老人の方も近年増加の傾向にあります。

② 飲酒のコントロールを失う病気です。

依存症になると、飲酒のコントロールが出来なくなります。一旦酒を口にすると、とことん飲んでしまうのです。飲むべきところでない時にも飲んでしまう。飲酒によって健康も家庭生活も社会生活も損なわれるのに、飲むのをやめられない。そして、アルコールが身体から抜けると、手の振るえなどの離脱症状があらわれます。このような症状を止めるために又飲酒してしまうことが多く、意志が弱いからではありません。

③ 「否認」をともなう病気です。

依存症にかかった人は、飲酒によって自分にも家庭にも様々な問題が起こっていることをなかなか認められないでいます。事実を認めると、飲むのをやめなければいけなくなるからです。そのために酒について忠告されても、無視したり、怒ったり、嘘をついたり、言い訳をしたりするなど「否認」と呼ばれる症状が出ます。

④ 進行性で死に至る病気です。

一度依存症になったら、放っておいて自然によくなるということはありません。飲みつづければ病気は更に進行します。最後に待っているのは「死」なのです。

⑤ 治癒はありませんが回復はあります。

一度酒に対するコントロールを失ったら、二度とそれを取り戻すことは出来ません。どんなに節酒に努めても、結局は失敗します。二度とふつうの酒飲みに戻ることは出来ないのです。しかし、断酒して治療を受けることで回復し、健康な社会生活に復帰することは出来ます。

⑥ 家族を巻き込む病気です。

本人だけではなく、家族もともに病んでしまうのが依存症の大きな特徴です。家族も本人と 同様、病気に巻き込まれた状態から回復することが必要です。

⑦ 回復には助けが必要です。

自分ひとりで回復することができるのでしょうか?本人にも家族にも助けが必要です。1つは専門的な治療を受けること、もう1つは自助グループに参加して仲間を得ることです。自己流ではアルコール依存症から回復することは難しいのです。

⑧ 一生付き合っていく病気です。

入院治療や通院治療が終了した後も、自助グループに参加しながら断酒を続けていくことが必要です。依存症は慢性の病気で、飲酒により再発します。一生この病気と上手に付き合っていかなければなりません。

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